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直感

 直感は男性よりも女性の方が鋭いと言われています。一般的に男性は頭で理解しようとするのに対して、女性は感覚で捉えます。それはスピリチュアルなことでもそうです。例えばある聖地に行ったとき、巫女的な体質の人は無性に踊りたくなって踊ったり、体が勝手に動いたりする場合があります。大いなる愛・神・光に身を委ねているのですね。そういった光景は、この上なく美しく私の目に映ります。

 また、男性女性を問わず、こう言った言葉も耳にします。ある人と出会った時、
「私ああいうタイプの人、絶対ダメ。私、直感鋭いから直ぐ分かるの。」
 この時使われている直感という言葉には、言葉こそ直感と言いますが、その意味合いはある種の出来事、もしくはエネルギーに対する反射・反応と言った方が分かりやすいと思います。電車に乗っていて、服が臭い人が側に来た時、「やだ〜、臭〜い。」という方に近い反応です。愛に満ちた高次元の存在・情報・エネルギーを受け取っているのではないという意味です。

 こう言った人たちには、「私ああいう人苦手〜。」と言って、後ろ足で扉をバタンと閉めるようなことをして、関係を閉ざしてしまう人がいますが、実はその苦手とか嫌いといったところに、我々が大きく成長できる学びがあります。
 また、ある霊能者のところへ行ってその人との関係を聞いた時、『あなたと彼は前世で恋人同士でした。しかし彼が浮気をしてあなたを捨てました。ですからあなたは今世でも相手のことを不信に思い、まだ許せないでいるのです。」なんて言われたら、ほとんどの場合、後ろ足で蹴って閉めた扉に、更に二度と開かないように釘を打ってしまうようなものです。

 サイババは「あなたに過去世のことを言う人がいるかもしれないが、そういう人たちに関わる必要はない。」と言っています。中には恋人同士が前世では仲の良い親子だったので、今世は恋人になったなどと言われれば嬉しいですし、ヒーラーや霊能者によっては、過去世にある原因を説明して今世の問題をうまく解決できる方向に導くことができる人々もいます。また、過去世を通じて魂が永遠であることを学ぶ場合もありますので、当然例外もあるでしょう。しかし、「あなたの前世は織田信長です。」などと英雄や偉人の名を言われたら、ほとんどの場合、自分が人より優れていると勘違いをしてしまいまし、ある過去世(たとえ真実ではなくても)を告げられることよって、不必要な思考や感情に囚われてしまう場合もありますので、後者の場合は注意が必要です。

 話を戻しますが、もしその人が前世で浮気をして捨てたと言うのが真実であったとしても、その前の過去世ではその人があなたに捨てられたのかもしれないし、またその前の過去世ではその人が捨て、更にその前ではあなたが捨てたと言うように、突き詰めていけば、『お互い必要な学びがあったのね。』という事になります。

 そこで我々は、苦手な相手、もしくは不調和な関係といったものに必要な学びがあることを知り、前向きに対処しようとすることが大切です。それには、今いるところが最高の学びの場であること、相手のありのままをまず認め、許し、相手の中に輝く神性を信じることが必要になってきますし、今までよりも大きな視野に立って見ることを学ぶ必要があるでしょう。そしてそのことに真剣に取り組みだした時に、必要な本に出合ったり、テレビを見ていてあるセリフに感銘を受けたり、「あっ、こうしたら二人の関係はうまくいくかもしれない。」と思ったりするかもしれません。実はこれらのことの方が、直感になります。守護霊や指導霊、守護天使といった存在たちは、絶えず我々にメッセージを送っているのですが、それをじる、素じることが出来るのです。しかしその受け取ったものが、お互いの為に最善であるかをしっかりと見極めることも必要です。ときには自分を正当化する為のエゴの声ということもありますので。

 また、ある種の感情・状況・エネルギーに対する反射のような直感も、「そこに私の学ぶべき鍵がある」と素直に受け止めるならば、それは成長の為に大いに役立つことになりますでの、分離を促すような反射的な直感から、成長の為の直感へと変化したことになるかもしれませんし、たとえ一度扉を閉めた関係でも、その扉をもう一度見つめ直して、必要だと感じたら開ければ良い訳です。そして今この時期は、結果が直ぐに返ってきます。誤魔化したり知らない振りをしていると、不調和が押し寄せてきますし、前向きに進んだ時には直ぐにその効果が現れます。この大いなる恩寵の時期を、しっかりとものにして頂きたいと思います。