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信頼と真剣さ

 スピリチュアルの世界では、あくまでも一つの説ですが、10年以上前から一部の人たちだけが富を牛耳っている現代の仕組みの変化がアセンションに向けて必要であることを伝えていました。その為には今の仕組みを壊す必要があり、特に今現在、主となっているエネルギーから、フリーエネルギーや水素エネルギーへの変換が必要不可欠になっていくと言うことでした。

 ただし、フリーエネルギーなどが広まるためには、人間が分かち合いを学ばなければ広まることができないようになっていると言われています。そこで、『東北地方太平洋沖地震』の後起こった原発問題、企業の売り上げの一部を義援金に回したりする動きや、助け合いの言葉が至る所から聞こえてくること、また4月1日に首相が東北復興に向けて、「世界で一つのモデルとなるような新たな町づくり。植物やバイオマスを使った地域暖房を完備したエコタウンをつくる」と発表したことなどを見ると、アセンションに向けてのパズルのピースが整いつつあるとも言えます。一見絶望と思える状況は、より素晴らしい未来を築くための方向転換と捉えて、前向きに進むことが必要だと思います。



 本題に入りますが、私が師から教わったことや、その恩恵について語ると、「私はまだ師と出会っていません。」というような言葉を、おそらく私は何十人の方から聞いたと思います。「師はいる。弟子は何処にいるのか?」が聖者の良く使う言葉ですが、実際には真我実現をしていない人が、真我実現をしている人を理解するのは不可能です。そこで、真我実現に対する真剣さが鍵となります。何故なら、真剣に目指していれば、必ず師の方が見つけるからです。人によっては、ある人と出会い、直感的にこの人が師だと分かる人もいらっしゃると思いますが、実際にはそうではない場合の方が多いと思います。そこで私と師の関わり合いが役に立つ方もいらっしゃるかと思いますので、少しでも参考になるかと思い書かせて頂きます。


 私は師と出会えることができて、お陰で今があり、とても感謝しています。しかしそれは今でこそ言える言葉です。実際には私はとても未熟な段階で師と会いました。一緒に仕事をしていましたので、ほぼ毎日一緒にいましたが、その人が師だと分かったのは、実際には一年以上経ってからです。私の場合、ある段階に導かれたとき、「この人が私にとっての本当の師だった」と分かりました。

 ですので、はじめ一緒にいる時は、その方を師と思っていないどころか、チラッと頭ををよぎることすらありませんでした。しかし、師との関係には完全なる信頼が必要と言われています。私の場合は、師と弟子という信頼関係ではなく、父と子のような関係でした。また、私は悟りへの道ではなく、奉仕の道から霊性修行を始めましたので、悟りを目指そうという思いも、始めのうちは実際には全く無かったと言ってもよいです。私的には面白いから一緒にいるという感じでした。勿論私が質問することは大抵は答えてくれましたが、教えを受けたという感じはほとんどなかったです。今でこそ、その方の存在が私を導いてくれていたと分かります。

 霊性修行には、内なる探求である真我探求と、特定の神や仏を熱心に信仰する帰依の道、現象界に働きかけ自我をそぎ落としていく奉仕の道などがあります。このことに関しては聖者たちによって導き方が違いますので、自分に合ったものを探す必要があると思いますが、どちらにせよ大切なのは、どれほど真剣さを持って実行しているかということです。

 『あなたは即座の結果を求めているのだ。私たちはここで魔術を行っているのではない。誰もが同じ過ちをする。手段を拒みながら結果を求めているのだ。あなたは世界のなかに平和と調和を求めながら、あなた自身のなかにそれを持つことは拒んでいるのだ。私の助言に、盲目的にしたがってみるといい。けっしてあなたを落胆させはしないだろう。あなたの問題をただ言葉だけで解決することできない。私が言ったことにあなたが働きかけ、たゆまずやり続けなければならないのだ。正しい助言がではなく、その助言をもとにしたあなたの行為が解放をもたらすのだ。』(マハラジ)