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 激しい浄化のプロセスの今、病気や怪我、感情の起伏、意識や現実の様々な変化を経験されている方が多いと思います。しかし地球の波動が急速に上がり、云わば底上げをしている状態であるので、アップダウンを繰り返しているように感じても、中心が振れているように感じても、それでも右肩上がりに進んでいると信じて、前向きに進んで頂きたいと思います。
 
 このような状況下では、悪夢をたくさん見る方もいると思います。悪夢を見ると不安に思うことがありますが、この悪夢は浄化として起こっている場合があります。

 一つ例を挙げれば、夢の中の話ではありませんが、ある人にとても憎しみを抱いている人がいるとします。その人に祝詞を唱えると、突然立ち上がり、空に向かって人を刺す動作を繰り返す場合があります。しかしこの動作を行うことによって、自分の中に溜め込んだ憎しみのエネルギーが浄化されていきます。それはサンドバックに嫌いな人の写真を貼り付けて、思いっきりぶん殴るとスッキリするのと同じです。
 そこでOSHOは、一週間に一度体に好きなことをさせなさいと言うのです。溜め込んだエネルギーを何かしらの形で発散させなくてはならないからです。私は以前山登りの途中に、少し腐りかけた木の枝を刀のように持って、倒木や石に叩きつけることをしたことがあります。木は腐りかけているので、ポキッと折れます。それが気持ち良くて暫く続けていたら、子供のような無邪気さが内から湧き上がってくるのを感じたことがあります。
 但し、よく理解して頂きたいことは、エネルギーを発散することだけでなく、そのエネルギーを溜め込まないようにしていくことを両方行っていかなくては、同じことの繰り返しになってしまいます。ありのままを認めること、許すこと、相手の中に神の輝きを見ていくこと、全ての人に必要な役割があることを理解することをしっかりと身に付けていって頂きたいと思います。

 そしてこのことと同じことが夢の中で行われる場合があります。つまり夢の中でエネルギーの浄化、カルマの清算がなされるのです。『人を殺したり、殺されたりする夢は縁起が良い』と言われるのは、その為かもしれません。
 また一つ例を挙げれば、天変地異が起こる夢を見る場合があります。我々は、過去生でレムリア大陸やアトランティス大陸が海に沈むのを経験している場合もありますので、そういった天変地異に対する恐れや絶望感をエネルギーとして持って生まれている場合があります。ですからそのような夢を見たときには、浄化として起こっているのか、何かしらのメッセージなのかをしっかりと吟味する必要があると思います。一つの吟味の仕方は、後者の場合はシンクロニシティが起こることです。自分一人だけが正しい情報を得ていると言うことは、まずあり得ないからです。我々は集合意識で繋がっていますから、必ず他の人たちも何かしらのことを感じています。911のテロのような大きな出来事の時も、後からそのような事例がたくさん出てきました。

 悪夢を見ることによって、実際に体験することなくエネルギーを浄化できることはとてもありがたいことですね。

 また、絶対的な立場、二極を超越した世界からみると、この世が幻想(マーヤ)であるように、夢も幻想になります。我々は多次元の世界で生きています。ですからこの世で全く反対のこと、矛盾することが、見る立場(次元)によっては共に真実であることがあります。このような見方を身に付けていくと、人もそれぞれの真実を生きていることを理解できるようになります。広い視野、様々な観点から物事を理解できるように、練習をして頂けたらと思います。

 悪夢を見ても不安や恐れを過度に抱かないようにしてください。不安や恐れが沸き起こってきた時には、そのエネルギーも浄化する必要があると考え、その不安や恐れの原因はどこからやってくるのか、場合によってはしっかりと向き合う必要があるかもしれません。その時は以前も書きましたが、『この不安や恐れはどこからやってくるのか?』とハートに問いかけ、瞑想してみるのも一つの手です。

 この浄化のプロセスをできるだけ前向きに捉えることができるように、そして周りにいる人たちをできるだけ安心させ、前向きにさせることができるように自分なりに工夫をして頂けたらと思います。