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譲位

 トランプ大統領が誕生しました。イギリスのEU離脱、アメリカ大統領選挙などで、マスコミ、コメンテーターそして外務省の情報が当てにならないことが多くの人たちに分かってきたと思います。一部では、意図的に情報操作していると言われています。アメリカではマスメディアを信頼している人が32%(共和党員は14%・民主党員51%)だそうです。ちなみに、日本のメディアはアメリカのメディアにお金を払って情報をもらっています。

 先日もプーチン大統領が来日する前に、あるテレビ局が2日間にわたってプーチンがどれほど悪い人かという特集をやっていたように、背後の意図を読み取れると、違った意味で楽しめるかと思います。綺麗ごとを言って、裏でもっとずるいことを考えている人たちすらいますからね。

 ほとんどの人たちは戦争反対だと思いますが、実際には、サイバーテロ、宇宙空間、情報戦、通貨戦争、テロ、そして代理戦争と、形を変えた戦争は既に起こっています。その中で日本をどのように守り、また世界を導いていくのかということが大切になってきています。
 実際に、漫画によって世界中に和の心を、和食によって繊細な五感を育てていますので、こういった喜びの中での感化が、いつか役立つ日が来るでしょう。実際に中国人やロシア人、韓国人の若者の中にも、日本が大好きと言って、日本のことを喜んで話す人たちがたくさんいますね。

 私のような仕事をしていると、未来が分かるのではないかと思う方がいらっしゃいますが、私には何もわかりません。ただアセンションに向けて、世界がどのように変化していくのかということにはとても興味がありますので、政治経済、国際情勢の書物はたくさん読む方だと思います。
 日本にも優秀なジャーナリストたちがいます。私が参考にしているジャーナリストたちは、「トランプが勝つ」と言ったり、「ヒラリーが勝つとは言えない」というスタンスでしたし、トランプ大統領になってからも「日本が自立するチャンス」とか「変化するチャンス」「世界が日本を頼りにする時代になる」「日本が躍進する」という前向きな意見が多いのですが、一般的なマスコミの意見はトランプ大統領は無知だ、嘘つきだ、単なるビジネスマンだというような批判が多いですね。トランプ大統領は事実誤認があったり、差別用語があったりしますが、いい意味で、「王様は裸だ」とも言ってくれます。選挙では、反グローバリズム、反エリート、移民によって職を奪われた人たちの支持で当選しましたので、品性はないかもしれませんが、やっていることは当然と言えば当然です。逆に、あれだけネガティブキャンペーンをして負けたメディアは、あの手この手で攻撃してくるでしょうから、それぞれの立場を理解して判断する練習していて頂きたいと思います。 

 東京都の問題もそうですが、今までは隠してきたことが隠し切れなくなってきたのであって、人間個人においても、潜在意識の現象化はアセンションにおいて避けられないように、『様々な問題の現象化』が起こってきています。新しい地球に移行することができない波動のものが、潜在的なものから一気に顕在化され、カルマの清算が急ピッチに行われていきます。そういった意味でも、トランプ大統領は今のところ『目に見える喧嘩』をしてくれますので、急激な現象化の大いなる役割を果たしていますね。

 EUの問題も、サイクスピコ条約や『アラブの春』という綺麗ごとによって、とてつもない混乱を生み出したのですから、今度はアラブの人たち、つまり移民によって混乱させられるのはカルマの法則としては当たり前なことになります。


 本題に入りますが、譲位について質問されることがあります。この世の中は真我を土台にした無限の創造ですので、必要なことが起こるだけですし、上記のような問題も含め、私個人としては実際には何も心配していません。

 有識者会議やテレビやネット討論を見ても、憲法学者の立場、歴史学者の立場、祭祀の立場など様々な意見があります。私個人としては、天皇陛下が『象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば』をお伝えされたのですから、天皇陛下の今までのご公務のご苦労とお人柄は理解できますから、「はい、分かりました」で良いと思います。世論調査でも国民のほとんどは賛成なのですから。しかし、スピリチュアルな学びをしている人たちからは違った視点からの意見も興味があるでしょうから、私の意見を書いておきます。(決して正しいということではなく、ある立場の一つ意見です。)

 天皇陛下は『象徴としてのお務め』とあえて憲法を意識したようなお言葉を使っていますが、天皇が天皇である所以は『祭祀』にあるとする私のような立場からすると、大事なポイントがあります。それは、以下の言葉です。

1、『私はこれまで天皇の務めとして,何よりもまず国民の安寧と幸せを祈ることを大切に考えて来ましたが・・・』

2、『天皇の行為を代行する摂政を置くことも考えられます。しかし,この場合も,天皇が十分にその立場に求められる務めを果たせぬまま,生涯の終わりに至るまで天皇であり続けることに変わりはありません。』

 つまり、祭祀が最も大切であるということと、摂政には否定的だということです。言葉がふさわしいかは分かりませんが、日本の最高神主は天皇になります。日本と国民の平和を、そして地球の平和を祈り続ける存在です。こういうことを書くと、東北、熊本と震災は起こっているし、平和にもなっていないと思う方もいらっしゃると思いますが、OSHOが言うように、世の中は少数の聖者によって守られているというのが真実ですので、天皇陛下という存在はそういった意味でもとても大きいです。

 また、これから書くことは、中臣祓(大祓祝詞)や古事記などに書かれている天孫降臨の部分が、ある種の真実を神話的にしているということ、またアセンションが実際に起こると信じている者が書きますので、それを信じていない人にとっては、すれ違いになるかもしれません。

 古事記や中臣祓には大雑把に言えば、「この地球は荒れてしまった。だから私の子供を遣わして平和にしよう。」として送り出した存在に繋がるお方が今の天皇陛下になります。天皇に即位して初めての新嘗祭を大嘗祭と言いますが、その神事が天皇になるための大事な通過儀礼になります。スピリチュアルを学んでいる方の中には、仏教の灌頂など様々な通過儀礼を受けている方がいらっしゃると思います。ちなみに、伯家神道では「天津祝詞の太祝詞事」のご神事があります。

 あるグループの通過儀礼では、それを受けるとオーラにシンボル(印)が刻まれて、何処にいても高次元の存在が認識できると言われていますし、ある聖者の通過儀礼を受けると、その聖者とのパイプができるとか、表現は色々ありますが、エネルギーレベルでの変化が本人は意識できなくても、何かしら起こります。

 余談ですが、その後、現象界で変化が起こる人もいますが、何も変化がない人も勿論います。時々勘違いする人がいますが、高次元の存在は自我を満たすために働くわけではありませんので、通過儀礼を受けると人生が自我のレベルで良くなると考えるのは、根本的な間違いになります。人によっては、あたかも『このような状況でも許せるか?』という神の試練のような許しの学びが続くことすらあります。

 何が言いたいかと言えば、天皇陛下になる通過儀礼=大嘗祭の儀式では、想像以上のことが行われている場合があります。つまり、この大嘗祭受けているかいないかでは大きな違いがありますので、今までなら摂政でも良かったかもしれませんが、これから約10数年はアセンションに向けて大事な時期になるでしょうから、通過儀礼を受けていない摂政では(たとえ皇太子殿下であっても)神々が行いたいであろうことを100%できない可能性があります。個人的には皇太子殿下はその大事な10数年の天皇陛下としてのお役目に最も相応しいお方と思っていますので、その意味では全く心配しておりません。むしろ通過儀礼を受けた後の地球レベルでのエネルギーチェンジを、私はとても楽しみにしています。ライトワーカーの中には、命をかけてでもお守りしなくてはならない存在だと感じている人もいるでしょう。

 有識者の中にも宮中祭祀が大事という意見もあるようですが、その立場の人たちですら、「摂政を置いて天皇陛下にはお祈りに専念していただいて・・・」のような意見があるようです。一般的には、本物の神主の祈りが何かは理解されませんのでしょうがないのですが、天皇陛下のお祈りとは、我々がイメージしているような単なるお祈りだけではありません。例えば元旦の朝に行う四方拝では、世の中の罪穢れを天皇陛下が背負うと言われています。ある方は、毎年イエスの十字架をしているようなものだと言いましたが、その通りです。単なるお祈りではないというのは、実際にとても大きなエネルギーが動くからです。平たく言えば、究極のライトワークの一つです。

 私が伯家神道を学んでいた神社でも、2月4日に大事な神事が朝早く行われます。その準備に数日前から外界を断って身を清め、神事の準備をします。そして実際の神事ではとても大きなエネルギーが動きます。天皇陛下は大事な宮中祭祀を万全の態勢でできなくなったことに対して、肉体的にきついということもあるでしょうが、神事的に言えば、その大きなエネルギーを動かすことができない、もしくは耐えられることができないということを意識レベルか魂レベルでかは分かりませんが、感じ取られているのかもしれません。祭祀を正式な形でできないことに対し、我々国民に対して申し訳ないという思いがあるとしたら、天皇という存在に対する責任をご自身がしっかり理解しているからだと思います。

 摂政においては、大正天皇時代、皇太子だった昭和天皇が摂政を務めたことがあり、その時の苦労を聞いているから否定的だという話も聞きましたが、上記の理由から、日本の神々が本格的に動く時期が刻々と迫ってきているでしょうから、私個人としては、天皇陛下のお言葉通りになれば良いと思っております。