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最近の世界情勢や個人、周囲の人々の状況など、益々スピード感あふれる変化を感じている方が増えてきていると思います。地球を中心として宇宙全体のアセンションが進むと言われていることが真実であるならば、地球で宇宙の矛盾が現象化し解決する、もしくは撒いた種を刈り取ることが必要ですので、しばらくは出口の見えない展開として映ると思います。ただ、地球の現段階のエネルギーレベルの影響により、時間があっという間に過ぎていきますし、物忘れも激しくなっていくために、実際に出来事の当事者でない方にとっては、案外展開の早い映画を見ている感覚で過ぎていくかもしれません。
ただ、肉体レベル、オーラレベルの変化は進みますので、それに付随する浄化も人それぞれのレベルで進んでいきます。特に頭やハートからのネガティブなエネルギーの解放は、我々の感情や思考を乱していきますので、日々のメンテナンスに気を付けていただきたいと思いますが、実際にはアルファ波が出やすい状況ですので『面倒くさい』という思いが強くなっていく場合があります。しかしそれを許してしまうと、後で借金の支払いが大変になる場合もありますので、思い当たる方は、ある程度は怠けながらできる岩盤浴や薪ストーブのような遠赤外線を利用すると少し軽減できるかと思います。
本題に入りますが、『我々は平等であり、自由である』・・・なんて言うと、我々の耳には心地よく聞こえますね。しかし色々な状況に当てはめて考えてみると、実際にはそのようにはなっていないと思います。ドイツの詩人ゲーテは次のように言っています。
『立法者にしろ、革命家にしろ、平等と自由を同じに約束する者は、空想家でなければ詐欺師である』
勿論我々には自由もありますし、平等になっていることもありますが、突き詰めて考えてみると『自由と平等』は矛盾が生じることが分かると思います。しかし実際には我々はそれほど物事の真相を突き詰めようとはしませんし、雰囲気や印象で捉えてしまうと思います。
雑誌やテレビに出ていた評判のレストランに一時間並んで食べたとき、「並んでまで食べるほどではない」という経験は少なからずあるように、様々な分野で情報の影響を受けますし、逆の立場では魅力的なキャッチフレーズを作ったりして、どのように多くの人たちを引き寄せられるか考えていると思います。
安保法案や安倍首相に対する質問が相変わらず多いので、ここで触れておきます。
私の両親もニュースを見て「安倍さん、急ぎすぎ」などと言っています。しかし両親は、サッカーのオフサイドを何回説明しても分かりませんので、まさか、より複雑な個別的自衛権と集団的自衛権ははっきりと理解しているなんてことはありません。つまりテレビや新聞の情報を信じている、正確には意図的に作られた印象や雰囲気にのせられています。マスコミ、大学教授、知識人、政治家など、意図的に情報操作していく人たちを信じているわけです。
情報を信じてそう思っている間は何も問題ありませんが、もし嘘の情報で騙されていると知ったら、従軍慰安婦や吉田調書の朝日新聞がいい例ですが、多くの人たちが怒ると思います。
安保法案にしても、「戦争法案」「徴兵制」「強行採決」「違憲」というのが反対派のキャッチフレーズだと思います。その中で「徴兵制」だけ例を挙げておきます。
(※ちなみに私は右でも左でもなく、自民党支持者でもありません。アセンションに向けて日本人が果たすことになる役割を妨害する力、日本を封じ込める、弱体化しようとする力が強いので、何とか打破してほしいと思っているだけです。)
富澤暉著「逆説の軍事論」の中には次のように書かれています。
「軍事論的にみれば現代の軍隊は徴兵制を必要としていません。端的にいえば、徴兵制度はもう古いのです。イタリアは、2000年に徴兵制を廃止し、志願制度にに移行しました。ソマリアや旧ユーゴスラビア紛争で軍として十分に戦うことができなかったことから、「未熟な軍隊」を「強い軍隊」へと改革するために踏み切ったといわれています。・・・・ドイツの場合は、良心的兵役拒否を認める徴兵制をとっていましたが、やはり2011年に徴兵制を廃止しました。・・・新兵を教育しても短期間の部隊勤務で兵役が終わってしまうので、極めて非効率であり、それ以上に部隊での実地訓練を十分に行うことができないため軍の精強化が進まないことが大問題でした。・・・ただ、こうした軍事潮流の一方で、イスラエル、韓国など人口が少なく、しかも明白な脅威に直面している国では、国民皆兵・徴兵制は当然のことであり、当分は志願制に移行することはできないに違いありません」
つまり、軍事のハイテク化や専門化などの変化もあり、一部の国を除いては、徴兵制の兵士では役に立たなくなってきたので、徴兵制から志願制に移行している現実があります。
そこで、上のようなことを知っていて「徴兵制」と言っている場合は良いのですが、今初めて知った人たちはどう思うでしょうか。おそらく「えっ、そうなの」って感じだと思います。
ただ、スピリチュアルの学びをしている人たちは、全て役割として見る必要があります。様々な立場がありますから、どちらが正しいということはありません。ここで私が言っているのは、そういう人たちの批判ではなく、そのような情報に翻弄されて無駄に感情が動き、批判のエネルギーを出していませんか?と言うことです。しかし、翻弄されないためにはある程度の知識が必要になってきますね。軍事に関しては先ほど例を挙げた本がとても参考になると思います。
ついでですが、富澤暉氏は中国に関して次のように語っています。
『中国とは、いうならば「文攻武嚇」の国なのです。「文攻武嚇」とは聞き慣れない言葉かもしれませんが、中国が得意とする戦術を表す言葉です。中国の発するメッセージに一々興奮することは、この戦術が大きな成果を上げているということです。「文攻」というのは外交、メディア、あるいは友好的な人脈を使い、相手国内に混乱、分裂をもたらし、最終的に相手国を弱体化、衰弱させる手段のことです。・・・言うならば言葉を使った戦争であり、宣伝戦、心理戦といっていいかもしれません。中国は現在自ら「三戦」(広報宣伝戦・心理戦・法律戦)を実施するといっていますが、この「三戦」がすなわち「文攻武嚇」のことなのです。』
スピリチュアルの分野でも経験あると思います。「○月○日に地震(噴火)が起こる」とかですね。はじめはそのような情報を信じていた方も、何年もそういう情報を見ていると、以前ほどブレなくなってきて、しまいには「もうそういうのいいから」って感じになると思います。
中国共産党のように正々堂々と嘘を言っているような場合は見抜けるかもしれませんが、「自由・平等」のような心地の良い言葉や、「徴兵制」のような不安で真実から逸らすような言葉は見抜くことが難しいと思います。情報戦に巻き込まれると本人は純粋な気持ちであっても、加担している場合も出てしまいます。
仏陀は「私の言葉だからと言って鵜呑みにしないで、吟味して受け取りなさい」と言っています。勿論このサイトで書いてあることもそうです。情報に無駄に巻き込まれないように、自分なりの傾向と対策を心掛けていただきたいと思います。