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個人、周囲の人、世界情勢や災害など、益々激しい流れを感じていることと思います。スピリチュアルな学びをしている人たちは、そこにアセンションという流れを教わり、その観点から様々なものを捉えていると思います。アセンション、つまり次元上昇は現在進行形ですし、地球は既に4次元に入っているとか、4次元のすぐ手前の波動領域だと言う人も少なくありません。
その過程の中で、霊性修行において(霊性修行というお堅い感覚より、アセンションにうまく乗っていくためと言った方がしっくりくる方が多いかもしれませんが)、3次元にどっぷりだった当時の学びを、今という時期に厳格に捉えすぎている方がいらっしゃると思います。そのような方に質問をされるとき、内容によってはあえて制限を壊していくように持っていきます。理由はそこはそれほどこだわるポイントではない場合が多いからです。
「私はコーヒーが好きなんですが、スピリチュアル的にはやはり飲まない方が良いのでしょうか?」と聞かれることが時々あります。
「多分、カフェインが良くないということを言っていると思うから、気になるならカフェインレスコーヒーを飲めば良いですよ。実は私もコーヒーが好きでほぼ毎日飲んでますよ。しかも自分で焙煎してます。影響は人それぞれだから、良い悪いは言えないけど、私は特に影響ないみたい」と言うと、大体キョトンとしています。畳みかけるように、「イルガチェフェG1ナチュラルって飲んだことある?ちょっと薄目に入れて、ワインみたいに空気を含ませながら飲んでごらん。コーヒーはフルーツだって分かるから。フルーツだと分かったら、ちょっと体に良いかな?って逆に思っちゃうから」と言って、制限を壊していきます。
別のパターンとして、自分のしていることが正しいという思いや、その思いから他者を批判することです。例えば「白米より玄米の方が体に良いのに、家族は分かってくれない」とか「旦那はインスタントラーメン好きなんですが、注意してもやめてくれないんです」というようなことです。上記の質問する人の考えていることはある意味間違っていませんが、実際には食べる人の発するエネルギーが関わってきます。ある人が白米を美味しいと思って食べるのと、玄米を美味しいと思わないで食べるのを天秤にかけた場合、エネルギー的にどちらが体に良いかは人それぞれになります。最近子供や高齢者の孤食が問題になっていますが、同じことですね。寂しい思いをして食べているか、楽しく食べているかはとても大きな違いがあります。
インスタントラーメンに関しても、個人的には食べすぎは良くないけど少しくらいは全然大丈夫だと思っています。ただ、上記の質問をする方の場合は、察するに、
妻「もう、またインスタントラーメンなんか食べて。体に悪いんだよ」
夫「いいじゃないか。黙って食べさせてくれよ」
的な会話が、つまりお互いネガティブなエネルギーのトッピングをするわけです。
それでしたら、生野菜やフルーツを少し出して「これも食べてね」と体に良いものをトッピングした方が良いかと思います。今まで散々言っても分かってくれないのですから。
逆に、「インスタントラーメンが好きなんですが、食べない方が良いのでしょうか。奥さんにもよく叱られるんですが」と言われた場合は、「少しくらい食べるのは気にしなくて良いけど、やはり食べすぎは体に良いわけではないです。奥さんの言葉も神のメッセージだから・・・」のような言い方をする場合があります。つまり相手に合わせて必要だと思うことを言います。
一番よくある質問にお肉があります。聖者マハラジは「私はお肉を食べる家庭に育った。だから今でも食べる。そんなことは大した問題ではない」というようなことを言っていますが、スピリチュアルの学びの中では、肉食には否定的な場合が多いと思います。しかし、はじめに戻りますが、今は4次元に入っている、もしくはその付近の波動領域です。ここが大事なポイントですが、つまり3次元の肉ではなく、4次元付近の肉を食べているわけです。よって昔の教えと全く同じではありません。以前は地球全体が3次元にとどまっている中で、個人がアセンションするパターンです。今回のアセンションは地球を中心として宇宙全体がアセンションする流れです。
上記のような質問する方は、質問内容はともかく、自分に罪悪感を感じてたり、人を批判したりしていますね。つまりネガティブなエネルギーを発しているわけで、アセンションとはズレてしまいますね。
OSHO はタバコをやめられないという人に対して、「日本ではお茶(茶道)が瞑想になる。だから煙草を瞑想にしなさい」と言います。どうせ嗜むなら、罪悪感を感じてするより楽しんだ方が良いわけです。またシャーマンの中には煙草の煙で悪霊を祓うことをします。ですから、どうせタバコを吸うなら、体の中の悪い気を煙草の煙とともに吐き出すイメージで吸えば良いです。
そうは言っても極端なことを言えば、青酸カリのような毒をいくら薬だと思っても死んでしまいますので、マインドの力(プラシーボ効果)だけで全てうまくいくわけではありません。
そこで見極めが難しくなると思いますので、体の声を聞くことが大切になってきます。煙草やコーヒー、お肉など、今まで美味しいと思っていたものが不味く感じたり、下痢などをするようになった場合は体の声を最優先にした方が、浄化を進めるには良いです。
また、多くの聖者が肉食やタバコ、お酒を禁じていることも事実です。それは自我、欲望をコントロールすることが必要だし、人によっては大きく影響を受けてしまう場合も勿論あるからです。
スピリチュアルな学びを進めるにあたって、厳格な霊性修行がしっくりくる方、楽しみながら軽やかに進んだ方が成長できる方など、それぞれだと思います。私のスタンスは、日常生活の中で愛と許しの学びをすることが前提ですが、地球の奇跡的な多様性を節度をもって楽しみながら進んでいくことです。
これは私の実体験から来ています。私がスピリチュアルの学びを始めた頃、とても厳格に霊性修行をしていました。アルプスの麓で毎日3時間以上の瞑想、毎日のお祈り、食事療法などです。しかし神社である方と出会いました。よく一緒にコーヒーを飲んでおしゃべりをしていました。その方が自分の師と分かるのは後になってのことですが、一緒にコーヒーを飲んで楽しくおしゃべりをしていた方が、はるかに成長していたからです。今はあれがサットサンだったと分かります。
実際にはその厳格な霊性修行時代があったから、師と出会えたとも言えますので、全くの無駄ではありませんが、聖者マハラジが言うように、質問をされるような事柄の中には、みんなが思うほど大した問題ではない場合が多いです。
現在は地球の波動が10年前とは全く違います。自分のすることを自分に都合のよいように何でも結びつけてしまうことも、マインドのトリックにはまってしまう場合がありますので注意が必要ですが、古い価値観に縛られていないか、自分にとって思っている程重要なことかを見つめなおし、今という時代に合った進み方を見つけていって頂けたらと思います。