まだまだ激しい浄化が続いていますが、激しい浄化が続くということは、それだけ高いエネルギーを吸収していることになります。そうしますと、肉体にももちろん変化がやってきます。そこで今までのような生活を続けていると、とても肉体に負担がかかってしまう場合がありますので、体の声をしっかりと聞いて、浄化のプロセスを手助けしてあげることが大切になってきます。


　一つは、食事です。今まで美味しかったものがまずく感じる場合があります。それは特定の食材かもしれませんし、農薬かもしれませんし、育てている人の意識かもしれません。今まで平気で食べていたものに、体がある種のエネルギーもしくは成分に拒否を示してくる場合があります。

　食事の回数にも変化が表れるかもしれません。地球が高い波動になってくると、我々は気＝プラーナを多く取り入れることになります。『仙人は霞を食べて生きている』と言うように、プラーナはある意味食べ物と同じように、燃料補給の役目をします。ですから人によっては食事の回数が2回とか１回とかになってくる場合があります。

　それか完全に規則正しい質素な食事をするかですね。ちなみに私が神社で神主をしていたときの修行中の食事は、ご飯と味噌汁、たくあん二切れを三度頂きます。ただし、朝は５時半に起きて、掃除や修行をした後に朝食を食べますから、朝起きてすぐに食事をする場合とは違います。ちなみに私の経験では、朝起きてすぐ食事をすると、胃腸を目覚めさせてしまいますから、かえってお昼前に直ぐにお腹が空くことになります。ですから私は朝はフルーツジュースや牛乳のように胃腸に負担の少ないものを頂くようにしています。

　肉体を使うお仕事をされている方や、成長期の子供たちは当てはまらない場合がありますが、『朝はしっかりと食べなければいけない』とか『食事は三度しっかり取らなければいけない』のような固定観念を外して、体の声に従って自分に合った食事と回数、量を見つけていって頂きたいと思います。


　また、着る物にも違和感や通気性の悪さを感じる場合があると思います。質の良い麻でできた服を一度着てみると、その違いを痛感するかもしれません。瞑想をするときに服を着ているときと、裸になっているときの違いを体験されることも良いでしょう。瞑想も深く入ってしまえば、肉体の感覚はありませんから服の違いに関係ありませんが、体があらゆるものに敏感になってきますので、自分の体に合ったものを見つけると良いと思います。

　シャンプーや化粧品にも敏感になってくるかもしれません。今まで調子良く使っていたのに、突然頭が痒くなってくるなどの症状が見られたら、合わなくなってきているかもしれませんね。ただし、霊性修行を始めると、体調が変化する過程においてまるで成長期のようにフケが出てくる場合があります。それはシャンプーが原因ではありませんので、上手く見極めてください。


　体の声をしっかり聞いて、浄化のプロセスをできるだけスムーズに進めていくように意識を持っていただきたいと思います。そのために必要なものも、ありがたいことに今は探すのに困ることはありませんから。また、体の声を聞くということは、自我＝欲望の声との戦いも起こる場合があります。ですから、体の声を聞くことによって、自我を静めていくことにもなりますね。ただし、臨機応変に対応して頂きたいと思います。何事もこだわり過ぎると、かえって頑固になって自我が強くなっていく傾向がありますので。