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別の視点から

 阿蘇山を訪れていますと、あくまでも個人的な感覚ですが、既に天国の波動ではないかと思うことがあります。それほど素晴らしいエネルギーで満ちています。九州に関して言えば、阿蘇山だけでなく、阿蘇−久住−湯布院−宇佐・安心院、開門−桜島−霧島など、それぞれの聖地が活性化し、レイラインがラインから面へと益々広がっています。

 九州以外でも、私が訪れた場所だけしか分かりませんが、富士山や、八ヶ岳、宮島、白山などの霊山もエネルギーを既に広げ始めていますので、おそらく全国的にそうだと思います。また、高速道路の割引により、多くの人たちが普段行かない所へ行ったり、宿泊したりしますので、エネルギーの運び屋でもある人の流れが活性化することにより、このエネルギーの流れは益々加速されることと思われます。人間は意識的にであれ無意識的であれ、神の一つの働きもしくは道具です。全ては一つという神を人体で例えるなら、血行が良くなって元気になっていくようなものですね。

 別の視点から見れば、この世の中は幽世(かくりよ)=(目に見えない世界・神の世界)に対して顕世(うつしよ)、つまり幽世で起こったことが映し出された(現象化)した世界ですから、既に幽世では凄まじいエネルギー交流が起こっており、それが現象化するために人間が動いているとも言えます。余談ですが、インターネットの急速な発展もこの視点から見ると
面白いですね。

 勿論個人レベルでも、ある場所に行くことによって、過去生や先祖のある種のエネルギーの癒しが起こる場合があります。初めての場所なのにとても懐かしく思ったり、突然涙が出たりします。ヒーリングや瞑想では開放できなかったものが、ある場所に来ただけで開放されることもありますが、真我のレベルから見たら、時間や空間は幻想ですし、外の世界は内なる投影ですので、ある段階にきたら内なる神へ向かうことで、一網打尽に解決するしかないということは理解していただきたいと思います。


 私の感覚では、この春からの浄化のプロセスが今までで一番大きなものだと思います。何回もこちらで書かせていただいているように、浄化の波は絶えずやってきていますので、スピリチュアルな学びをしている人たちにとっては、感情的にはそれほど感じることはない人もいらっしゃると思いますが、ヒーリングをしていて感じることは放出されるネガティブなエネルギーの量がとても多いということです。

 アセンションというものがあるとするならば、ある意味それは天国へ行くことですから、天国に相応しくないエネルギーはその過程のどこかで浄化される必要があります。過去生や先祖の因縁、幼少の頃の傷など、様々なネガティブなエネルギーを全て出し切る必要があります。あるインドの流派風に言えば、生まれ変わりは存在せず、記憶が伝承されるので、ネガティブな記憶を吐き出し浄化していきます。
 以前にも書きましたが、これを地球の波動にただ合わせていくと精神的に辛い場合が多いですので、日常での愛と許しの学び、肉体のケア、真摯な霊性修行を通じて軽減していただけたらと思います。


 また経済不況や事故、肉体的精神的な病気を通じて、カルマの清算をしたり、不安や恐れを引き出したり、意識の変化を促したり、協力や奉仕を学ぶ機会を与えられたりと、広い視野に立ったときには全てが神の愛の恩寵であることが分かりますので、全てを感謝して受け入れ、前向きに進んでいただけたらと思います。

 しかし通常は、『何故私ばかり・・・』、『お金持ちは・・・』、『政治家や官僚は・・・』などと、自分や他人を責めてしまう思考の癖が染み付いていますので、自分の思考にしっかりと気づく練習をしていただけたらと思います。実際には宇宙が自分のマインドの投影ですから、自我のレベルで生きている以上、この世の中にある全ての感情が我々の内にあります。それを無理に否定したり押さえ込むのは逆効果ですので、理想は上手く流すこと、上手く流せなくても気づくことによって、ネガティブな思いを持つ時間を徐々に短くしていくことを心がけて下さい。今まで一日中イライラしていたことが、午前中だけになっただけでも大いなる進歩です。また、激しい浄化の時期という理由から立て続けに色々なことが起こる場合もありますので、あきらめず忍耐強く進んでください。


 それではここで私の体験をお伝えしたいと思います。

 約一年前のある晩、急に右腕が冷え性のように冷えてきました。自分でヒーリングをしてある程度軽減しましたが、いまいちしっくり来ず、とりあえず寝ることにしました。翌朝起きてみると、右腕は大丈夫そうだったので、そのまま当時していた配送の仕事に出かけました。配送が終わり会社に帰る途中、突然右折する車が私を確認しないで飛び出してきました。ほとんどブレーキをかけることができないタイミングでしたので、私は相手の運転席を避けることで精一杯で、激しくぶつかりました。相手の車は廃車になるほどの激しい衝突でした。
 しかし暫くすると、右肩から悪いエネルギーがまるで噴水のように放出され始めたのです。思わず、「へ〜、こうやって出すんだ。」と感心してしまいました。おそらく事故の激しい衝突のショックで出口ができたのだと思います。私の場合はこの浄化を一気に進めるプロセスでしたので、ある意味荒療治でしたが、人によってはこのようなショックによる浄化のプロセスが必要な場合もあります。ここで相手を責めだすと、また新たなカルマを生み出してしまいますので、全ての出来事の背後に潜む神の恩寵に感謝できるように、別の視点からみる練習していただけたらと思います。


 ある段階のエネルギーになりますと、我々の思考はネガティブなことを考えることが不可能になりますし、過去を悔やんだり未来に対して不安を持ったりと過去や未来を現在のように考えることが不可能になっていきます。通常は真摯な霊性修行によって、思考を正していきますが、今は地球と共に歩んでいますので、我々にとってはとてつもないビックチャンスなります。

 アンマが5月に来日します。これもビックチャンスですね。サットサン(聖者との交わり)が霊性修行の最も有効な方法です。世俗的な愛ではなく、普遍の愛を体験できる貴重な瞬間です。

 また、アンマの素晴らしい本も一冊ご紹介します。フロム アマズ ハートー聖なる母との対話です。

『全てを委ねる気持ちが起こるまで一生懸命努力しなさい。』
『悟りのことは忘れなさい。・・・今の瞬間に集中することを続けていれば、悟りが訪れるでしょう。』

と、ちょっとページ開いただけでも、珠玉の言葉が溢れています。参考にしていただけたらと思います。