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冬至の前後より、体の不調和が出始めている方もいらっしゃると思います。病気、怪我、感情の起伏など様々な浄化が起こります。ですから本来は良いことなのですが、人間的には辛いという感情が伴います。そこで、地球もしくは宇宙のサイクルにただ反応するのではなく、前もって済ませておくことも、自分の肉体的・精神的負担を軽くするという意味で必要だと思います。
私は時々、『普段はどんなことをしていますか?』と聞かれますが、私が日常行っていることは、大声祓(とほかみえみためとただ大声を出す)、呼吸法、瞑想・真我探求です。大声祓と呼吸法は、神社に初めて修業に来る方々にお伝えしていたものと全く同じものですので、誰にでもできるものです。要するに日頃から悪い気をしっかりと吐き出し、良い気をしっかりと吸収することを心がけています。スポーツや楽器の習得などは、一週間に一回集中的にやるよりも、毎日少しの時間でも良いからこつこつやった方が上達が早いと言われています。霊性修業についても全く同じで、毎日少しづつ行った方が効果は大きいです。またそうすることで、地球のエネルギーの変化に伴う浄化のプロセスを軽減できます。
しかし我々は通常、『忙しい』とか『時間がない』、『子供がいるから』、『疲れているから』などと様々な言い訳をしてしまいますね。霊性修業はある意味自我との戦いです。自我の甘い誘惑に負けないように、しっかりと自分の思考=マインドに気づく練習をして頂けたらと思います。
疲労に関して言えば、呼吸法をしっかりと行い、気の流れをスムーズにした方が疲労が溜まりにくいです。湯船につかりながら、テレビを見ながらでも出来ますので、上手く時間を見つけて欲しいと思います。
また、スピリチュアルの学びをある程度してきた場合、より高度な学び、もしくはより新しい教えを求めていく方々もいらっしゃると思いますが、基礎をなおざりにした場合は上手く学びが進まない場合があります。その理由の一つは以前にもお伝えしましたが、内なる神=真我のパワーがあまりにも強力で、通常の肉体、主に脳がこのパワーについて来れないからです。アセンションの世界を外に求めてしまうかもしれませんが、実際には外の世界は内なる世界の反映です。神は外からやってくるのではなく、内からやってきます。既に一部の人たちは、ハートの中心に神の存在を常に感じているかと思いますが、この内なる神が拡大する時を待っています(真実は真我は拡大するのではなく、常にあるがまま在ります。あくまでも肉体を基準にした表現です)。その為にはどうしても地道な肉体のメンテナンスが必要になってきます。
チベット仏教最大の学僧であるツォンカパは次のように語っています。
「高度なレベルの密教の修行道がいかに深遠で優れているかを理解する時、それより下のレベルの修行道をしっかりと実践しようという気持ちが大きくなっていくならば、それは正しい。より上のレベルの修業道がいかに深遠で優れているかを理解することにより、より下のレベルの修行道に対する熱意と関心がなくなるようであれば、それは間違いである。」
基礎を大切にした学びを続けて頂けたらと思います。