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イエスの珠玉の言葉に、『汝の敵を愛せ』というものがあります。スピリチュアルな学びをしている方々は良くこの言葉を耳にし、日常の中で愛の学びをしていることと思います。しかし時々、『敵を愛せ』という言葉を難しく解釈している方が見受けられます。
例えば会社での人間関係で、馬が合わない人、理不尽な人を愛して仲良くなることだと解釈している方がいらっしゃいます。勿論仲良くなれれば最高ですが、始めからそこを目指すととてもハードルが高いですね。我々は相手の自由意志を認めることが大切です。相手の方が自分を嫌うことも認めてあげる必要があります。大切なことは、相手の行為に対して、否定的な感情、エネルギーを出さないようにすることです。イエス自身も、多くの人に石を投げられたり、批判されたりしていますが、『神よ許し給へ。彼らは自分が何をしているのか知らないのだから』と言って許していきます。仏陀はある殺人鬼を聖人に育て上げるのですが、彼が人から石を投げられたとき、憎しみの感情を抱かなかったことを褒めます。現代ではダライラマ法王が中国に対して慈悲を実践しています。当然我々はまだ学びの段階ですから、自分に否がある場合は謙虚に受け止め正していきます。
全ては一つという領域から見ると、他者は存在せず、夢と同じように自分が全ての創造主であるので、他者を憎むことは自分を憎むことであり、他者を許すことは自分を許すことであります。この創造のプロセスはマインドを通して行われますので、瞑想や真我探求を通じてマインドを正す=意識を変化させれば現実は変化していきます。
愛・慈悲・許しと言った言葉の概念は、人それぞれ違うでしょうし国によっても違うと思います。学びにおいては言葉の概念を変えるだけで、楽に進める場合もあります。何かに行き詰った時、試して頂けたらと思います。