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本物か偽物か

 スピリチュアルな世界で働いている方々は、『○○さんは本物ですか?』とか『○○をどう思いますか?』と聞かれることが多いと思います。我々は二極の世界で多様性を学んでいます。ですから実際には、

 この世の中に偽物は存在しません。全てが本物です。必要な学びが常にそこにあるのです。

 大切なのは本物か偽物か問うのではなく、我々の意識の中に、あるがままを認めることをせず判断しようとする自分がいることに気づくことです。そして外の世界は内なる世界の反映ですから、我々の内に、本物とか偽物とか思っている全てがあることを知ることです。存在する全てに価値があり、それぞれが必要な学びをしていること、それぞれが大切な役目を果たしていることを知ることです。

 勿論、病気になった時には腕の良い医者に掛りたいでしょうし、レストランに行く時も折角ですから美味しい料理を食べたいですね。
 例えば不味い料理を出すレストランに入った時、文句を言って出てくるか、それでも感謝と愛の光で満たしてくるかは大きな学びになります。また、ある聖地が目覚め始めた時、そこにある食堂の料理が美味しくなった例もあります。おそらく聖地の光がお水や働いている人たちを満たし始めたのでしょう。場合によっては、情報収集をしっかりする必要があるとか、感性を磨く必要があるのかもしれません。

 また人に関して、もし本物と偽物という観点で捉えるならば、偽物は本物になれることを知ることです。
日本人の素晴らしい特性の一つは、蘇りです。光と闇、もしくは天使と悪魔の戦いではなく、闇を光に変え、悪魔を天使に変えるのが蘇りです。
 ある会社の社長は、経営困難になった会社を買収した時に、先ず社員に掃除をさせます。お掃除には停滞したエネルギーや不要なエネルギーを浄化する働きがありますし、社員の意識改革にも役立ちます。そうして経営を立て直していくそうです。
 闇や悪魔は、光や愛を持った瞬間にそれとしての存在理由を失います。愛がパワーだと、愛こそがパワーだと知って頂きたいと思います。(子宮や宇宙のように、神聖な光を生み出す闇があることもご理解ください。)

 本物とか偽物とか問うのではなく、全ての役割を理解できるように、大きな視野で物事を見る練習をして頂けたらと思います。