電話でのご予約・お問い合わせは

TEL.096-368-9808

引きこもり

 「令和になってエネルギーはどうですか?」という質問を良くされます。エネルギーは常に変化していますので、「こういうエネルギーになりました」のようなお答えはできませんが、着実に良いエネルギーになってきているとは個人的には思います。東京、大阪、名古屋、福岡、札幌のような大都市のエネルギーも、あくまでも私が訪れる場所しか分かりませんが、訪れるたびに良くなってきていると感じています。ただし、少し場所がずれただけでエネルギーが陰鬱になる場所は必ずありますし、そういうエネルギーの場所を好む方、引き寄せられてしまう方も役割として存在します。

 東京を例にとりますと、東京駅から皇居の付近のエネルギーは、東京駅や行幸通りが整備されたお蔭もあってか、気の流れがとても良くなったと思います。そうなりますと、周辺とのエネルギーの良し悪しのコントラストが益々はっきりしてきますので、エネルギーを調節するライトワーカーにとっては、気の悪いポイントを見つけやすくなってきていて、効率よく働きやすい状況になってきています。そのお陰でエネルギーは全体としても益々良くなっていくことが予想されます。このまま順調にいけば、東京オリンピックの時には、世界中の人々が、光の恩恵を受け取り世界に持って帰ることになりますので、個人的にはとても楽しみにしていますが、必ず抵抗する力も働きますので、油断せずに見守る必要があるかと思います。

 それではエネルギーが良ければ良いことばかりあるかと言えば、エネルギーが良いと言われているヒマラヤで多くの方が命を落とすように、それぞれの個人としてのカルマがありますので、エネルギーが良い=みんなハッピーとは現時点ではなりません。より幸福感と感謝に満たされることが増える一方で、カルマの清算を強いられることも増えてきます。

 また、エネルギーが良くなると、我々の肉体、オーラの変化も促されてきます。熊本で行う瞑想会では、みんな一斉に第7チャクラの浄化が起こったり、旧人類と言われている人たちだけから根深いエネルギーが出たりと、霊性修行が進んでいるかどうかは関係ない状況が時々起こります。ここ数カ月で言うと後頭部の詰まりが多いです。これは視床下部、松果体など脳の変化や浄化がアセンションに必要不可欠だからだと思います。

 テレビなどで目にすることがあると思いますが、幸せホルモンと言われている『セロトニン』、愛情ホルモンと言われている『オキシトシン』などが、アセンションでは今以上に出ているのが普通になると思います。新しい地球の住人である新人類の人たちは、親のスキンシップをとても求めてきますね。スキンシップで『オキシトシン』が分泌されると言われていますので、意味ある行動だということが分かります。

 日光浴、運動、食事、スキンシップ(ペットでも良い)など、ホルモンの分泌を促す為に必要なものを調べて、その中で自分に合ったものを見つけて頂きたいと思います。


 本題に張りますが、最近の事件で引きこもりに焦点が当たってきています。内閣府が実施した調査によると、引きこもりは2015年の調査で15歳〜39歳は54、1万人、2018年の調査で40歳〜64歳は61、3万人になります。2010年の調査では15歳〜39歳は69、6万人ですので、そのままスライドして年代がずれているとも言えますが、ポジティブに捉えれば若者の引きこもりが減少傾向にあるとも言えます。

 私は仕事柄、何人かの引きこもりの方を見る機会があります。そのような方のほとんどがオーラがとても傷ついていますので、「このオーラの状況だと、無理に学校や会社に行かせるのは難しい」と感じる場合が多いです。怒りや恨みで刺々しいオーラに包まれている人、ヘドロのような重苦しいエネルギーに包まれている人、頭の詰まりが凄まじく、おそらく脳の一部がちゃんと機能していない人など(うつ病とも重なりますが)、それぞれ状況や原因は色々でしょうが、このエネルギーを癒すにはとても時間がかかります。

 エネルギーを重さに置き換えて考えてみますと、10キロの荷物を持って走れる人、やっと持てる人、動かすことも苦労する人がいるように、同じオーラの状況でも普通に動ける人と全く動けない人が出てきます。またスピリチュアルな見地から言えば、家族のカルマ、個人のカルマもありますが、子育てや学校教育への問題提起、年金などの既存の制度を破壊する役目もあります。原因や状況だけで判断するのではなく、広い視野に立って、慈悲をもって接して頂きたいと思います。

 また家族のご苦労、ストレスもありますので、そちらのケアも必要になってきます。日常のストレスだけでなく、育て方が悪かったのではないかという罪悪感、自分たちに何かあった時の将来の不安、引きこもりが家族にいるためにそのことを隠しながら生きていくストレス、一般的な娯楽を放棄しなくてはならないことや、普通の家庭をみて湧き起る羨ましさや、色々努力はしてみたものの現状が変わらないなどのやるせない思いなど、長い年月抱えながら生きていきます。先日もテレビで、「引きこもりが家族にいるということを隠すことをやめるだけで、心の負担は軽減する」ということを言っていました。今はノウハウも蓄積されているでしょうから、参考にして少しでも軽減できるとよいと思います。

 また周囲の方の努力では何も変化しなかったけれど、何かのきっかけによって突然変化する場合もあります。ある人との出会いかもしれませんし、親の病気や死によってスイッチが入る人もいます。地球がある波動になった時にスイッチが入るかもしれませんし、医療的な解決が起こるかもしれません。スピリチュアルな学びをする方の中には「自分の使命や役割」を知りたい方が多いと思いますが、今いる場所に肉体を持って存在していることが既に役割になります。もちろん自分以外の人たちもそうですので、それぞれの役割をまず認める、認めたうえで必要な行動をとって頂きたいと思います。

 最終的には聖者が言うように、「あなたを生み出した同じ力が世界の面倒を見るだろう」ということを知り、問題は何もないことを理解しますが、これはこの世が幻想だと、全てはプログラミングで動いていると分かってはじめて理解します。親の声を聞けば親と分かりますが、親を知らない人に自分の親の声の説明をしても理解できないように、実際に声を聞く、つまり体験する以外に理解の道はありません。しかし、たとえ理解したとしても、虫歯になれば歯医者に行きますし、税金も払わなくてはならないように、人間としての行為は大して変わりはありません。今いる場所で自分の役割をしていくことになります。あるがまま見て、自分の役割を受け入れて、必要なことをしていきます。スピリチュアルの学びを真摯に学ぶ人たちは、今いる場所を成長のために自分で選んでいるということを理解して進んで頂けたらと思います。