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三つ子の魂

 和尚は「子供たちは新しい脳をもって生まれてくる」と言っています。スピリチュアルの世界では、一つの魂が魂の使命・学びに必要な親を選んで生まれてくると言われています。もちろん例外もあります。例えばある惑星のカルマを地球を利用して清算しようとする場合、それはとても困難な使命になるので、周囲から「もしこの問題を解決できるとしたら、貴方しかいない」と言われて、懇願されてくる場合もあります。

 最近益々増えている、ハートの開いた子供が生まれた場合、その周囲の人たちはその子を愛さずにはいられないので、たっぷりの愛情が注がれることになりますが、元々愛の学びを終えて愛を教えるために来ていますので、愛のエネルギーの交流が普通に行われることになります。ただし、今の地球の意識レベルでは、まだカリユガ時代のエネルギーが溢れていますので、自我から見て悪いことは何も起こらないということはありませんが、脳の形成においてはあまり問題はないかと思います。

 今度は別の立場ですが、例えば虐待を受けるなど、とても大きなストレスがかかる環境の子供の場合は、魂の目的やカルマに応じて両親を選んだとは言え、脳の形成においてはそのままカルマに応じて形作られてしまうことになります。そこで、早い段階で救うことができ、愛情が注がれる環境に置かれた場合、カルマはあっても、脳はその通りに形成されない可能性が出てきます。生まれる時に持っていた設計図が変更されることになります。(真我から見たら、設計図が書き換えられることははじめから決まっていた、ということになりますが。)昔から言われている、『三つ子の魂百まで』という言葉はとても大事だということが理解できると思います。

 生まれてから3才くらいまで、というよりはお腹の中にいる時からという感覚をお持ちの方も多いと思います。このことに関係しますので、赤ちゃんに魂が入るタイミングについて書いておきます。私はスピリチュアルを学び始めた頃、いくつかの説を聞きました。当時西洋の有名なスピリチュアルリーダーは「産声と共に魂が入る」と言っていましたが、日本のスピリチュアルリーダーには「3か月前後に魂が入る」と教わりました。また「魂は入ったり出たりする」ということも聞いたことがあります。結局何が真実かは分かりませんが、私の経験上、妊娠中のお母さんをヒーリングしているとき、子宮からとても神々しい光がまるでお母さんのヒーリングをサポートするかのように包み込むのを何回も経験していますので、お腹の子供に魂が宿っていることがないということはないと思いますが、それが本当に宿っているかどうかと聞かれたら、ヒーリングに合わせてサポートしにその時だけやってきたと言うこともできるので、正直分かりません。ただ、やはり妊娠して直ぐの方では経験したことがないので、私は3カ月前後(前後の幅は結構広いです。)という説を一応とっています。

 話を戻しますが、最近は子供を地域で守ろうとする動きが盛んになっていますし、里親制度なども充実してきています。時々親と引き離すのは良くないという言葉を聞きますが、実際には血のつながりよりは愛情の方が大切だと思います。警視庁の発表によると、親族間の殺人事件が55%になりますので、良い悪いは別としても家族はカルマが密接であることは確かです。この場合は、あくまでも一つの考え方としてですが、過去生の敵味方が家族にいて、許すという学びが大きく含まれているのですが、カルマの重みに負けてしまう、もしくは、カルマの清算のために家族になったということになります。

 またシビアな言い方ですが、両親が亡くなるより、ペットが亡くなる方がショックが大きい人はたくさんいます。つまり、血の繋がりよりもどれほど愛情を注いだかに、喜びも悲しみも比例することが多いと思います。インディゴなどの新人類の中には、お母さんが一番好きみたいな子もたくさんいますので、その場合は勿論逆になりますし、愛情を注いだ子供が亡くなった場合、親の哀しみは計り知れないものになります。

 但し、地球は多様性の表現の場でもあります。幼少時代不遇の人が、偉大な芸術家になる例はたくさんありますし、同じ境遇の人を救うために、あえてその苦しみを経験するという選択をする魂もいますので、苦しみを避けることが正解ではないのですが、脳が形成される仕組みを知ることで、効果的に救うことができることもあると思います。

 そこで、脳が既に出来上がってしまった私は手遅れか?とお思いの方もいらっしゃると思いますが、今現在起こっているアセンションの流れは、誰も予想ができません。目まぐるしいエネルギーの変化があり、神の恩寵が降り注いでいますので、既に、常に救いは起こっています(自我レベルでは、カルマの清算が一気にやってきて辛い場合ですら、魂レベルから見たら千載一遇のチャンスであることがあります)。惑星・地球・国・宗教・民族・先祖や家族、個人のカルマの清算がこれから益々押し寄せてきます。新しい地球の創造と古い地球の破壊の両方を体験できることは、魂の成長にとってはとても貴重なことです。

 真我を土台にして起こる無限の創造のドラマがあり、それぞれがそのドラマのスピンオフ映画の主人公になります。その映画の脚本に納得できないこともあるでしょうが、スピリチュアルの学びをするということは、魂がその役を選んだことを受け入れることにもなります。また真我の学びをする人には大事なことですが、その主人公は実は役を演じてもいないということになります。プログラミングによってただ起こる、ということが理解できるように、幻想であるこの現象界の神秘を解き明かして頂きたいと思います。