主にスピリチュアルな学びをしている方がこのサイトを見ていると思いますが、世間一般的には受け入れられていく傾向にあるとは言え、まだまだパーセンテージで言ったら低いと思います。見えない世界のことでもありますので、周囲の方々に理解されないこともあるかと思います。その中にはエネルギーに敏感だったり、受けやすかったりするために、日常生活を普通に過ごしていくことが大変な人たちがいます。そこで、そのことについて書いておきます。受け入れがたいことも書くかもしれませんが、様々なケースがありますので、そういう体質の人が全てそうだということではありません。

　受けやすい＝憑依体質の人は、「何故私はこんな体質なのか？」「何故こんなことが起こるのか？何も悪いことをしてないのに」という思いを持つかもしれません。また、百歩譲ってそのことを受け入れたとしても、それを克服することができない、克服する方法が分からない、色んな人に色々アドヴァイスを受けたけれど、はじめは良いがまた元に戻ってしまう、その通りにして何も変わらない、という方が多いと思います。一言で言えば、「カルマ」ということなのですが、そのような状況を学校や職場だけではなく、家族にも理解されない場合も多いため、日常生活において想像以上につらい経験をするかと思います。

　逆にそのような家族を持つ親などは、「甘やかして育ててしまった」「あの子は根性がない」「気持ちの問題だ」「変な宗教にはまってしまった」などのように思ってしまう場合があるかと思います。


　それではそのカルマについてもう少し具体的に見ていきましょう。まず今世においてスピリチュアルに興味を持っているということは、過去生にスピリチュアル、宗教の学びをしていた人が多いと思います。そういったことは霊能者やチャネラーなどに聞いたことがある人は、過去生や様々な惑星における魂の経験を（真実かどうかは別にしても）知っていると思います。

　そこでなぜ上記のような憑依体質になっているかと言えば、過去生で霊性修行に失敗しているからになります。失敗しているから生まれ変わっているとも言えます。葦原瑞穂著「黎明」の霊的向上の方法と瞑想の項には次のように書かれています。

「肉体を含めた各波動領域の媒体が充分に浄化されていない状態で、そこに大きなエネルギーを流そうとする行為は、抵抗のある所に無理やり通そうとするわけですから、大変な苦痛を伴いますし、肉体の細胞や高次媒体が大きなエネルギーに因って変質し、結果として身体や精神に異常をきたすケースが多々あることは、これまでに何度も注意を促してきた通りです。特に、幽体に不調和を起こすと、後の転生においてもエネルギーの流れが不安定だったり、チャクラが開いたままで憑依されやすい体質だったりすることなどありますから、間違った行法は後々まで面倒を引きずることになる、ということを知っておいて頂きたいと思います。」

　実際には様々なケースがあります。例えば、世の中のために尽くそうとしたのですが、騙されて教わったのが黒魔術だったので、闇の領域とのパイプができてしまったというようなことです。またサイキック能力を間違って使ってしまった、宗教家で本来は人を救うはずが、迷わせてしまったなどもそうです。

　カルマの法則が働きますから、人を迷わせたり苦しめたりした分、今世で自分がその代償を払うことになってしまいます。映画「スターウォーズ」の『フォース』の使い方とその後の展開が分かりやすいかと思います。


　ここからが最も伝えたいことなのですが、私のお客様の中にも、憑依体質の人は少なくありません。しかしここ１，２年ですが、３人その憑依体質が急に治りました。一人は、子供を産んだ後、もう一人は、断食など厳しい食事療法をした後、もう一人は、様々な霊性修行を地道に続けていました。しかしこのようなことは、今までもずっと行われていますので、おそらくそれは切っ掛けではあったかもしれませんが、本当の理由ではないでしょう。そのうちの二人はものごころついた時から３０年以上ずっと悩まされていましたから。

　地球の波動が上がっていく過程で、そのような闇とのパイプがあるような、憑依されてしまうオーラレベルの波動領域にも光が差し込み、変化が起こり始めているからだと思います。またカルマの法則によれば、人を苦しめた分苦しむことになりますが、今は神の恩寵により、とんでもない古いカルマの免除が行われています。ヒーリングしていても、エネルギーのかたまりがボコッ、ボコッと取れます（それでも山ほどあるのですが）。

　憑依体質の治った人に限れば、闇とのパイプが突然無くなっています。これは日常生活においても、霊性修行を続けていく場合でも、経験者にとってはとてつもなく大きい出来事になります。前向きに生きる希望が持てますし、予定が立てやすくなったり、人に迷惑をかけなくてすみますし、迷惑をかけてしまうのではないかという心配や不安からも解放されます。

　油断はできませんが、憑依体質の人には希望が持てる現実がやってきているかもしれません。ですから尚更、今現在の身口意「行為、言葉、思い」に注意して、日常を過ごしていただきたいと思います。残念ながらカルマの種類や多さによっては、まだ暫くは続くでしょう。また、闇とのパイプにしがみついたり、新しく作り始めている人も勿論います。それも役割ですので、全体的に見れば問題はありませんが、カルマの連鎖を断ち切りたい場合は、チャンスが来ていると信じて進んで頂けたらと思います。