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美しき魂たちへ

 日本には至る所に神社があり、祠があります。それではそこで祀られているものとは何なのでしょうか?日本語の『神(かみ)』という言葉は、川上(かわかみ)、風上(かざかみ)の『かみ』と同じように敬称であります。源であり、美しいもの、尊いもの、清らかなものを『かみ』と、昔の日本人は言いました。ですから美しい湧き水や山には必ず神様が祀られています。今風に言えば生命エネルギーであり、愛であります。その生命エネルギーの働きを、それぞれ神様のお名前でお呼びしたのです。
 
 それでは、私たちの本質は何なのでしょうか?私たちの本質も美しくて、尊くて、清らかな『かみ』です。神道では『分霊(わけみたま)』と言いますが、我々の御霊(みたま)=魂は『かみ』の分身です。ですから、一部であり全てです。しかし、全てを忘れて生まれてくること、大いなる自由意志を与えられていること、そして原因と結果の法則などがあることにより、今の世の中になりました。しかし私たちの本質は、いつまでも、何があっても穢れることがない『かみ』なのです。全ての人がです。意地悪をしてくる人も、厭な人もです。死んだ後に気づくのです。「ああ、あの厭な人は、私を成長させる為に、気づかせてくれる為にそういう役割で来た神様だったのか』と。

 「言葉で言えば簡単だけど、そう言われてもね〜」と言うのが、この世の性であり、まあ、おもしろいところであります。分かっちゃいるけどやめられない、と言ったところでしょうか。天照太神はこう言っています。「説(こと)を取らば得(う)べからず」と。理屈じゃないんだよと。
 
 ですが、もし自分が美しい魂の持ち主だと感じたら、知ったらどうでしょうか?自分が神だと知ったら、他の人もまた神であることを知るでしょう。これが、私の知る限り最も近道です。しかも安全です。人との比較も馬鹿らしくなってきます。そして何故か楽しくなるのです。

 魂と繋がる瞑想は、ハートを通じて行います。魂を意識していない人たちも、「胸が踊る」とか「妙な胸騒ぎがする」とか、「胸が締め付けられるように苦しい」といったことがあると思います。それこそが、魂からのメッセージなのです。

 あなたの魂は待っています。あなたの呼びかけを。

 私にとっても、魂の輝きを導き出すことはこの上ない喜びです。この人はこんな素敵な光の持ち主なんだと知ることができるからです。格好良く言えば、封印された神様を救い出すような気持ちになります。

 自分の魂がこの上なく美しいことを信じてください。その美しい光は決して失われてはいないことを。そしてこの地球には必要な光であることを。

 天照太神の真の願いは、1人1人がその美しい独自の光を、この地球で輝かせることなのです。