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現象化

 ここ数年、「50年に一度の雨」とか「観測史上最高」のような言葉をよく耳にします。7月5日〜6日にかけて発生した九州北部豪雨は、1000年に一度というレベルのようで、「陸津波(おかつなみ)」という言葉も私は初めて聞きました。アメリカのハリケーン「ハービー」も1000年に一度というレベルということで、世界レベルで様々な災害による浄化が起こっています。

 人間が生み出し続けているネガティブなエネルギーは膨大です。そのエネルギーは大地に影響を与えますので、どうしても水洗いする必要があります。ですからアセンションという流れから見たら、順番に水害が起こっていく(もちろん他の災害もですが)ことが考えられますが、アトランティスやレムリア大陸がネガティブなエネルギーの浄化のために海に沈んだことを考えれば、大いなる神の恩寵により軽減されているという見方もできます。神道の立場から言えば、禊祓祝詞に書かれているように、瀬織津姫(せおりつひめ)が穢れを海に押し流しているということになります。


 国際情勢・政治の世界も混沌としてきました。最近は北朝鮮の問題により風向きが変わってきた感じですが、トランプ大統領や安倍総理に起こっていることは、新しい地球へ進むことへの問題を色々提起しているように思います。グローバリズム、マスメディアの手口、政治家と官僚と企業など、今まで見えなかったものが見えるようになってきました。日本に限って言えば、「強い日本を取り戻そうとする力」と「日本を弱体化もしくは自分たちの都合の良いように支配しようとする力」のパワーゲームが起こっています。この弱体化には左翼系マスメディア、工作員(スパイ)や在日など、様々な問題があるかと思いますが、実際には大和朝廷以前からありますので、想像以上に根が深いです。アセンションの為には、何としても強い日本を取り戻す、というよりは、本来の日本の働きを取り戻さないとなりません。最終的には取り戻すことになっていると思いますが、プロセス(人間の選択)によっては被害が大きくなりますので、パワーゲームの双方の立場を良く理解し、見抜く練習をしていただきたいと思います。

 見抜くときには、一般的な日本人の基準と他の国の基準、共存と搾取、スピリチュアルな考え方とカルマに応じた生き方というような、両方の立場で考えることが必要だと思いますが、フェイクニュースによる印象操作が繰り返し行われること、情報がありすぎることなどから、何を信じたらよいのか分からないという方も多いと思います。それぞれの立場があり、役割があることを理解し、今はネット、ユーチューブなどでそれぞれの立場の情報を無料で受け取れます。これからは記憶することよりも情報の選別能力が必要ですね。スピリチュアルなこともそうです。私のように20年近くこの世界にいますと、自称「弘法大師やイエスキリストの生まれ変わり」に何人も会いますので、「はい、はい」って感じで何とも思いませんが、一人しか知らない場合は真剣に信じてしまいますね。ある意味フェイクニュースです。


 また、日本は性善説が根本にあると言われています。例えば、一般的な日本人は宗教の争いに対して、「何のための宗教か?」という思いがありますが、この考え方の方が世界的に見れば少数派です。キリスト教の中でも、カトリックとプロテスタントの対立がありますね。日本にはキリスト教徒がとても少ないのですが、イエスキリストの言葉を守っているのは、先進国の中では日本人が一番多いかもしれません。宣教師が来た時に、どこかのお殿様だったと思いますが、「そんなことはわざわざあなたたちに言われなくても、みんな知っている」と言ったことでも分かります。余談ですが、当時の宣教師は植民地にするための洗脳部隊のような役割がありました。実際にキリスト教に改宗した人たちが女性や子供を奴隷として海外に売り払ったということが起こり、豊臣秀吉はキリスト教を禁止したという説もあります。

 いずれは今の若者たちを中心とした価値観が、新しい地球の在り方を創造していくと思いますし、今現在も着実に進行していますが、今は宗教、国、人種、惑星など様々なカルマの清算の真っ最中です。かつてはある惑星が地球を自分たちのものにしようとしたということもありました。ですから、その惑星の魂に関わるものが地球でその働きをすることもあります。・・・というのが地球であるということ、そういう魂たちですら地球では愛によって変容することができるのですが、実際にはそういうチャンスを与えられているということと、また思い通りにさせないためには、時としては守るために戦わなければならない(戦争とは限りませんが)ことを理解する必要があります。「汝の敵を愛せは」個人の学びには必要ですが、国防に関していえば、綺麗事に過ぎないことがあります。

 このことは「ストーカー殺人」を例にとると分かりやすいと思いますが、ストーカー規制法が施行される前までは、どんなに警察に相談をしても、法律上何もできないのが現状でした。しかし、事件が増えて法律ができると警察が関与できるようになり、実際に警察が注意をするとかなりのストーカーがそこでやめるようです。問題なのは、警察が注意をしても止まらないどころか直ぐに逆切れして行動を起こしてしまうタイプで、このタイプには法律も対話も通用しません。このほんの一部の人たちに多数の一般的な人たちは振り回されることになります。今の北朝鮮もそうですね。

 その北朝鮮の問題をよく質問されますが、未来のことは私にはわかりません。しかし、「もう北朝鮮を攻撃してしまえ」のような思いが集合意識レベルで増大していけば、何かしらの現象化が起こります。核兵器にしても拡散していくような流れもありますね。しかしその一方で、広島平和記念資料館の入館者が過去最高になっています。海外の観光客もたくさん訪れますが、核兵器の悲惨さを知り、かなりのショックを受けるようです。集合意識レベルでは拡散とは逆のエネルギーが広島から益々増大しています。

 余談ですが、今海外の観光客が東京の歌舞伎町や大阪の西成区にたくさん訪れるようになってきました。日本人だけではあそこは治安が悪いという固定観念がガチガチにありますので、変化を促すことが難しいのですが、全く固定観念のない外国人の方々がポジティブな思いでたくさん訪れるようになったため、町に変化が起こっています。この現象界は神世(かみよ)の顕世(うつしよ)ですので、高次元ではそのような治安が悪いところにも光が入り始めているという証拠になりますね。ポケモンゴーによって、自殺の名所に人がたくさん訪れるようになって、結果的にそこで自殺する人が減ったこともそうですし、インスタグラムの普及によって、インスタ映えするという理由で滝行をする女性が増えているそうですが、行場はほとんどエネルギー的に暗くなりがちですが、ポジティブなエネルギーが入り始めているのもそうです。

 まとまりなく色々書きましたが、高次元では着実にアセンションに向けて進んでいます。神を信頼して世の中の現象を見れば、違った考えや感情も生まれてくると思います。早く世の中が良くならないかな〜と思うかもしれませんが、もしそうなったら、今現在ネガティブな感情や思いを持つ人たちは、つまりそう思っている自分も含めほとんどは地球に残れないということになりますね。それはアセンションの失敗を意味します。

 結局個人としては今いる場所で、愛と許し、奉仕、カルマの清算をしていくことになります。しかし、我々のオーラにも新しい光、神の息吹がどんどん注がれますので、潜在的なカルマが次から次へと出てきてしまいます。その際事故、病気、災難という現象化だけでなく、抑えられない憎しみや怒り、不安、罪悪感という感情レベルのものも吹き出てきてしまう場合があります。そんな時は、「スピリチュアルな学びをしてきたけど全然成長していない」というような思いを持つかもしれませんが、まずはそれが当たり前であることを理解して、自分にも他人にも優しくして頂けたらと思います。